本業は個人の学習塾で、副業として週に3回程度、家具屋の管理課業務を行っています。前職では金融機関に勤務していたので、勘定科目や科目間振替などについては、知識面はさほど苦労していませんでした。
しかし、実際自分が経営者になると、個人事業と事業外との区別や、配分割合などをどのようにすべきか迷いました。
ネット検索で、より実務的な勘定科目の処理の仕方を調べることで、それまで知識として学んで来たものが、やっと実体的なものとして理解できるようになりました。
知人の個人事業主に、会計ソフトの導入を勧められたこともあり、自分でもソフトを導入しました。料率の登録などをすると自動的に計算してくれるので楽ですが、一年ぶんを一気に支払うとなると、毎年の更新が決して安い金額ではありません。三分割ぐらいにならないかと、少し頭を悩ませています。基本的に現金取引が圧倒的に多いため、自分でつくったエクセルの現金出納帳をつけています。
これに基づいて、弥生会計にデータを入力しています。
会計ソフトのでは、引き落としなどで生じる諸口の取引もしっかり記帳できてよいです。
また、取引の場面の例から勘定科目を振り分けてくれる「かんたん入力」もあるため、例外的な取引が出て来てもあまり動じずに処理できます。
ただ、それでも網羅しきれない場合は、ネットで検索をかけることにしています。
決算処理では特に、日常の取引とは異なる科目間振替なども生じるので、そのあたりについては、結局自分で考えて入力するしかありません。
このことから、経理処理ソフトは、補助的なものでしかないとは思うものの、印字した帳票がそのまま税務署に提出できるのは楽ですね。経理処理ソフトは、結局は補助的なものでしかないため、少なくとも簿記の最低限の知識(資産負債、収支と資本)は理解している必要はあります。しかし、そこを理解した上で経理処理ソフトを使用すれば、経理処理の速度はかなり上がると思います。
無料のソフトもありますが、有料のもののほうがサポートも受けやすく、また税制改正などもすばやく反映してくれることもあります。
自分も使っていますが、弥生会計では特にそういったサポートもあり、使いやすさもかなり考えて作られていると思いますので、おすすめしたいと思います。