独立してフリーランスになった当初、30万円以上もするパソコンを買ってしまったら、これが減価償却が必要な固定資産として計上しなければいけないと知ってビックリ。
1年目で税務署から無料で記帳指導を紹介されていたので、これについて詳しく教えてもらうことになりました。
減価償却って何?定率法と定額法あるの?というところから教えてもらったり自分で調べたりしてなんとか確定申告書を書き上げました。
初めての確定申告(青色申告)だったのでただでさえわからないことだらけなのに、減価償却が必要な固定資産があることで非常に面倒なことになって大変だったことを覚えています。
その後はパソコンは安くなり、また一括償却の特例があったりして減価償却が必要な固定資産を買うことはなくなりました。
面倒なので余程のことがない限りは消耗品扱いできる10万円以下にしています。現在は市販の会計ソフトを使っています。
借方・貸方の記帳は未だに慣れていなくて、出納帳形式で記入できる会計ソフトを使っています。
出納帳に記入すれば帳票としても表示をしてくれて、こうなっているんだ、と理解を深めることもできてとても便利です。
税理士の記帳指導は最初の3年間くらいだけで終わりましたが、その後は自分で全て会計処理をしています。
仕事を請けている会社は常時1~2社程度なのであまり複雑ではないので手間は少なくて済んでいるのも大きな理由です。
節税を過大に意識することなく、経費として計上するのは売上=利益のうち2割くらいなので睨まれることも全くありません。
サラリーマンは年収の約3割を給与所得控除という経費控除がされているので、3割くらいまでは気にする必要はないと思っています。私の経験から言うと、やはりできるだけ減価償却が必要な固定資産は持たないこと。
経費処理が面倒になりますし、耐用年数まで使わないことも珍しくありません。
パソコンの法定耐用年数は4年ですが、それより前に買い替えたくなるものです。
現在は中小企業は取得価額が30万円未満なら少額減価償却資産として単年度償却も可能です。
パソコンがないと困り、またよく買い換える場合はこのような制度を活用して面倒な処理を減らした処理がオススメです。